OBONO’s Diary

へっぽこプログラマの戯言

小さな巨人

ドラマ「小さな巨人」の最終回を観たので、感想をば。
第一回を観たときは、半沢直樹の警察版かな? とも思ったんだけど、ちょっとヒネってあって、真の黒幕は別にいる…みたいな話だった。なんか、ところどころ昭和の熱血ドラマみたいなノリのシーンがあって、今時こんなの流行んないだろうとか思いつつも、何だかんだで最後まで引き込まれてしまったのは、演出の妙だったのかもしれない。半沢直樹ほどじゃないが、それなりに痛快で楽しめた。
それにしても、香川照之はかなりおいしい役どころだったと思う。半沢直樹の時はラスボスだったので、いかに彼をギャフンと言わせるかというお話だったわけだが、今回はいろいろと事情があって仕方なく主人公を妨害していたという、完全に悪役ではないという微妙な立ち位置をうまく演じていたように思う。一度のみならず二度も犯人の疑いをかけられて、主人公に濡れ衣を着せられても、怒鳴り散らしはするものの、よくもまぁ抑制できたものだ。主人公よりも人間として一枚も二枚も上手なんじゃないかな。