前回の記事から随分と間が空いてしまった…
時計がズレる件については、メインループを回す際の待ち時間を微妙に調整することで、それなりの精度で動作し続けることが確認できたので、それで良しとする。
とにかく、一番大変だったのがフリスクケースの加工。以前、Arduboy 互換機を自作した際は、ガワのプラスチックが薄かったので、カッターを繰り返し引けばどうにか切断できたのだが、フリスクケースでは通用する気配がない。
いろいろ検討した結果、カッターナイフを火で炙ってから切る…というか溶かすという荒技で対応。念のため、水を入れた洗面器をそばに置いて作業。
ディスプレイ用の窓の大きさが割とピッタリにできたのが良かった。一方、タクトスイッチの穴はゆるゆるなのだが、気にしない。カッターをライターで炙るという荒業で、フリスクケースを加工した。一部割れてしまったのは残念だが、素人だからこんなもんかな。 pic.twitter.com/TY0iLp7S5w
— OBONO (@OBONO) 2020年1月30日
あとは、Arduino Nano 互換機に線材を直接はんだ付けして、コネクタをつけて各パーツと着脱できるようにした上で、ケースの中に収める。
意外と Arduino Nano って厚みがあるのね。余裕で収まるかと思っていたけど、結構ギリギリだった。今回は RTC モジュールを使わないことにしたわけだけど、もしも使ってたとしたら、果たしてケースに収まったかどうか…Arduino Nano 互換機を新たに確保し、ピンソケットを繋げる。先日加工したフリスクケースに諸々パーツを詰め込んで、万年カレンダーのハードウェアはとりあえず完成。 pic.twitter.com/eX30ehfFiU
— OBONO (@OBONO) 2020年2月4日
何はともあれ、ハードウェアは無事に組み上げることができたので、最後にちょろっとソフトウェアを改良して見栄えを少し良くし、とりあえずは完成できた。めでたしめでたし。
ソースコードやその他資料は GitHub に置いたので、そちらを参照されたし。
――ということで、君はもうお役御免だ。今まで約10年間ありがとう。