OBONO’s Diary

へっぽこプログラマの戯言

君の膵臓を食べたい

ビデオに録っておいた映画「君の膵臓を食べたい」を観た。アニメの方。

題名からして、突発的に人気になったハチャメチャなライトノベルか何かかな? とか思っていたのだが、思っていた以上にシリアスな高校生の恋愛モノだった。丁寧でスッキリした作画で、終始、落ち着いた感じの雰囲気で良い。
不治の病に侵された人間は、自分の死に至るまでの残された時間にどのような気持ちで生活をするのだろうか。そして、それが十代の若者だったらどうなのか。想像しただけでも胸がキュッとなってしまう。終盤、独特の雰囲気の中でその子の達観した価値観の吐露を聞かされるのだが、それが何とも劇的で良かった。結局、その子は死んでしまう以上、ハッピーエンドというわけではないのだが、後味はそこまで悪くなかった。かなりオススメ。

自分『主人公の子、かなり良い感じだよね』
カミさん「だろうと思った」
自分『と仰いますと?』
カミさん「だって、捻くれた感じがソックリだもん」
自分『えー…』