OBONO’s Diary

へっぽこプログラマの戯言

松本

松本に母の実家、つまりは祖母が住んでいた家がある。

物心ついた時から既に「夏休みの時期に松本のお祖母ちゃんの家に行く」という慣わしになっていて、中学生まではほぼ毎年、高校生以降もそれなりの頻度でこの家に来ていた。まだ、家に車が無かった頃は、特急あずさに揺られて、姉たちや従兄弟とトランプをしながら時間を潰してたっけ。
祖母が亡くなった後も、別荘みたいな位置づけで家は残しておき、ときどき両親と伯母夫婦が遊びに行ったりしていた。大人になるにつれ、自分が松本に行く頻度は下がっていたのだが、父が亡くなったことで、父の代わりに自分が母を松本に連れていくことが多くなり、再び頻度が上がっていた。結婚後も4回ほどカミさんを連れて行ったことがある。


その家を、今年の秋に土地と一緒に売却することが決まった。


その話を母から聞かされたのが8月。昨今のコロナ禍で旅行は差し控えたいのは山々だったが、このシルバーウィークを利用して記念の旅行をすることにした。

松本城。何だかんだで国宝ですから、登っておかねば。
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アルプス公園。自分が子供の頃遊んでいた公園を、今は息子たちが遊んでいるというのは、これまた不思議な感覚だ…
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松本の家から見下ろす市街地。この景色ももう見ることは無いだろうな…
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いろいろと思い出に浸りつつも、もうこの家が無くなってしまうと思うと、寂しい気持ちが湧いてきて、まさに「心にぽっかりと穴が空いてしまった」という感覚になる。自分がこんな気持ちになるんだから、母や伯母の心情はいかばかりか。


まぁ、それはそれとして、せっかくなので、足を延ばして鹿教湯温泉に行って来たのだが、普通に賑わっていたな。食事するときのビュッフェは普通に密だったし、マスク着用で使い捨て手袋をしていたわけだが、それでもクラスターが発生してもおかしくないような状況だったように思う。
そういえば、松本城天守閣に登る際も、順番待ちで40分行列していたし、アルプス公園で遊んでいた子供たちはほとんどマスクしていなかったな。まさしく我々は「気が緩んだ」典型例なわけだが、果たして…