OBONO’s Diary

へっぽこプログラマの戯言

天空の蜂

ビデオに録っておいた映画「天空の蜂」を観た。

原子力発電所という扱いの難しいものを地方に押しつけておいて、のうのうとその恩恵に与かっている自分に対する痛烈な批判を感じ取った。在日米軍基地の問題や、コロナウイルス禍のこの状況も、他人を犠牲にしつつ自分は安全なところに身を置いて生活しているという点で同じ構図のように思える。
さらには、それらの問題の当事者が賛成派と反対派に分かれて衝突し、その家族が迫害されるという話だったり、家庭における父親のあり方がどうあるべきかみたいな話もあって、なんかいろいろ詰め込みすぎのような印象だったが、まぁ、どうにかうまくまとめて締めくくった感じ。
基本的には終始シリアスな展開なのだが、佐藤二朗の存在により、所々で適度に緊張がほぐれたように思う。なかなか良い映画でした。