今年の年始に再放送されたドラマ「ミステリと言う勿れ」と、その直後に放送された劇場版「ミステリと言う勿れ」。ビデオに録っておいたのをカミさんと一緒にちょっとずつ見て、最後まで見たので感想をば。
天然パーマでかなり個性的な大学生である主人公が、大して仲が良くない知人が殺された殺人事件の容疑者にされ、尋問を通じて真相を明らかにする。以後、様々な事件に巻き込まれては、彼独自の視点と偏った知識、そして鋭い洞察力から真相を解き明かしていく。
映画に関して言えば、ミステリ物でよくありがちな、地方の有力な一族の遺産相続でのトラブルから殺人事件に発展して、主人公が一族に纏わる謎を暴くと共に犯人を見つけ出す――というテンプレートにちょっと捻りを入れて、本作独自のユニークな展開をするシナリオになっており、なかなか面白かった。ただ、全編を通して明らかにアヤしい登場人物がおり、「あからさますぎるから、逆に犯人ではないのかもしれない」と思い始めたのだが、やっぱり犯人だったのがちょっと残念。
それと、本作はドラマも映画もなんか舞台設定が大袈裟すぎて、なんかイマイチ現実味に欠けるんだよなぁ。まぁ、それはミステリ物全般に言えるのかもしれないし、言うだけ野暮なのかもしれないけど。あと、主題歌のせいなのか、なんか無理矢理にお涙頂戴な感動モノに仕立て上げられている印象を受けた。原作コミックはどんな感じなんだろうね。