三谷幸喜脚本・監督のドラマ「short cut」を見たので感想をば。
葬式に参加した夫婦が、車が故障してしまったため、奥さんが近道だと主張する山道を通って道に迷う話。夫婦仲が悪く、道中は口論ばかりしていたが、いろいろあって最終的にはちょっと仲直りする。
話の内容はともかく、本作の最大の特徴は最初から最後までカメラを止めないワンカットであること。二時間近くある作品なのに、これは相当な事だと思う。前に観た「1917 命をかけた伝令」はワンカット「風」だったのに対し、これは完全にワンカットで撮影したと思われる。演者の中井貴一、鈴木京香、梶原善もさることながら、カメラマンやその他のスタッフの技量に感心させられる。話の滑稽さに反して、現場はかなり緊張感に溢れていたのではないかと想像する。
まぁ、ゲラゲラ笑うようなコメディでもなく、ちょっとクスリとさせられるくらいの他愛のない内容ではあったが、そこそこ楽しめたと思う。
調べてみたところ、三谷幸喜がドラマの監督をするのは本作が初めてとのことらしい。その二年後には竹内結子主演の同様のワンカットのドラマ「大空港2013」を制作しており、さらに今年の6月に WOWOW で田中圭主演「おい、太宰」というワンカットのドラマの新作が放送されるようだ。これらもいつかは視聴してみたいものだ。