OBONO’s Diary

へっぽこプログラマの戯言

新参者

年末年始にビデオに録っておいた、新参者シリーズ「赤い指」「眠りの森」を観た。


「赤い指」は、ある家族が殺人事件に巻き込まれる話。その家族は、もはやガタガタの崩壊寸前になっており、そんな中で事件が起きるわけなんだけど、なんか妻の思考回路が常軌を逸していて、観ていて痛々しかった。
でも、夫は仕事ばかり、息子が学校でいじめに遭い、姑が認知症とトリプルパンチを食らえば、こんな精神状態になってしまうのだろうかね。そして、最後のシーンでは、夫は家族の大切さに気付いて、感動的な展開になるんだけど、結局妻は何も報われないままだったので、ちょっとかわいそうだった。


「眠りの森」については、あるバレエ団が殺人事件に巻き込まれる話。こちらについては、「赤い指」よりも事情が複雑に絡んでいて、話がややこしくなってるんだけど、結局は、ニューヨークで病死した関係者が、諸悪の根源のような気がしてならない。彼さえいなければ、きっと3人も死なずに済んだのに。
そうだ、アレだ。オペラ座の怪人のヒロインみたいな感じだ。本人自身は無自覚だが、周りの人間が次々とトラブルに巻き込まれていくというやつ。こういう人間って本当に厄介だよね。