OBONO’s Diary

へっぽこプログラマの戯言

日本のいちばん長い日

会社の後輩と、会社帰りに映画館で「日本のいちばん長い日」を観た。鈴木貫太郎内閣の組閣(1945年4月)から終戦(同8月)までを描いている。
シリアス一辺倒な演出かと思っていたのだが、所々ユーモラスなシーンも入っていたのがちょっと意外だった。日々刻々と情勢が悪化し、国民が窮地に追い込まれているというのに、閣僚たちはなんだかのんびりしているような印象を受けたのだが、実際あんな感じだったのだろうか。ただ、本木雅弘演ずる昭和天皇が、国民の事を本当に心配して発言されているシーンは少しウルっときてしまった。これがあるお陰で、適度に雰囲気が引き締まったので、メリハリをつけるための演出だったのかな。
それにしても、クーデターを起こした将校たちを突き動かしていたのは何だったのだろう。敗戦によって自国民が蹂躙されてしまう(であろう)事を何としても防ぎたかったのか。それとも軍人としてのプライドがどうしても許さなかったのだろうか。そして、大臣としての立場と軍人としての立場とで板挟みになった阿南氏は、どういう気持ちで過ごしていたのだろうか。平和な時代に育った自分には、いまいちピンとこないのが正直なところ。


大雑把にはストーリーを理解できたのだが、言葉の端々が難しかったので、機会があれば、もう一度観たいと思う。136分と長い映画なので、テレビでやるとしたら相当カットされてしまうだろうな…