OBONO’s Diary

へっぽこプログラマの戯言

64

横山秀夫原作のNHKドラマ「64」、録画しておいた全五回を観終えたので感想を。
なんで題名が「64」かと言うと、事の発端となる身代金目的の誘拐事件が昭和64年に起きたという設定だから。広報官となった主人公が、県警とマスコミ記者たちとの板挟みに苦しみ、また、地方の県警と本庁キャリアとの確執みたいなのも絡んでくる。終始、重苦しい雰囲気のままドラマが進行する。
第四話から急展開して、14年前の「64」を模倣したような誘拐事件が発生。そして、第五話でエンディングを迎え、それまでの重苦しい雰囲気が一気に解放される感じ。幾つかの要素については、結局ドラマの中で結論が出ず、「視聴者のご想像にお任せします」みたいな感じだが、割とスッキリした終わり方だったように思う。ネタバレになるのでこれ以上は書かない。
個人的には、オープニングと次回予告の演出がすごく気に入った。何と言うか、このドラマの重苦しい雰囲気を増長させるような感じ。でも、google 先生に聞くと、視聴率がかなり低くて大コケだったらしい。あと、佐藤浩市主演で映画も作られているとか。観比べるというのも面白いかもね。