OBONO’s Diary

へっぽこプログラマの戯言

テトリス・エフェクト

去年の11月に購入した「テトリス・エフェクト―世界を惑わせたゲーム」をようやく読み終えた。

テトリス・エフェクト―世界を惑わせたゲーム

テトリス・エフェクト―世界を惑わせたゲーム

原作は英語なので、日本語であるにもかかわらず英文っぽい言い回しが多く、読むのにかなり苦労した。加えて、登場人物の名前もなかなか覚えられず、ライバル関係であるロジャースさんとロバートさんが、どっちがどっちだか混乱することもしばしば。片方はラストネームでで片方はファーストネームなのだが、少なくとも自分には馴染みがないし。
結局、6~7割くらいしか頭の中に入ってこなかった気がするが、自分がファミコンゲームボーイテトリスを楽しんでいたその裏では、こんなドロドロした話があったんですな。当時の世界情勢など知る由もなく、ソ連がどんな国だったのか、ゴルバチョフ書記長はどういう人物なのかも良く分かっていなかった。アレクセイ・パジトノフ氏の名前は知っていたが、テトリス発売当初はけっこう可哀想な扱いをされていたんですなぁ。

画面内でカギカッコ記号がちゃかちゃか動くゲームが、ここまでの代物になるわけだから、もしかすると――例えばプチコンとかで――名も無きプログラマーが作ったちょっとしたゲームが全世界的に大ヒット…なんてことも、自分が生きている間にもう一回くらい起きたりするかもね。