OBONO’s Diary

へっぽこプログラマの戯言

マスカレード・ホテル

ビデオに録っておいた映画「マスカレード・ホテル」を観た。

連続殺人事件が発生し、これまでの事件の証拠から、次の殺人が今回の舞台となるホテルで発生すると考えらるため、警察がそのホテルに潜入捜査するという話。なんだかんだで、木村拓哉はカッコいいなぁ。
ホテルにやってくる宿泊客の中には、想像もつかないような――それこそ悪魔のような――ひどい人間もいる。しかし、客にどんなに理不尽なことをされても、真摯に対応しなければならないホテルのスタッフって本当に大変だと思った。自分には絶対無理。うん、絶っっっっ対に無理だよ。
生瀬勝久がこれでもか! というくらい憎たらしい演技をしてて、見ているこっちまで胸がきゅーっとなってしまった。「役者は『かっこいい』『素敵』と感じさせるのはできて当然で、『憎たらしい』演技もできてこそ一流」みたいな話を聞いたことがあるのだが、そういう役だったとはいえ、彼はまさしくそれができていたような気がする。役者よのぉ。
それにしても、木村拓哉以外の出演者に誰がいるのかを知らずに映画を観られて良かった。もし、出演者を知ってたら、たぶん途中で犯人が誰かわかってしまったと思われる。

潜入捜査でホテルスタッフの業務をこなすうちに、事件解決へのヒントを掴んで進展していく流れは、王道とは言え自分には新鮮だった。伏線の回収も鮮やかだったように思う。まぁ、クライマックスでの「気付き」のための伏線の張り方はかなり露骨だったけどね。総合的には大満足。オススメ。