OBONO’s Diary

へっぽこプログラマの戯言

死との約束

三谷幸喜脚本「死との約束」を観たので感想をば。
実は、放送終了後にこのドラマの存在を知り、見逃したと悔やんでいたのだが、アガサ・クリスティー好きの母がビデオに録っていたので、ダビングさせてもらって、ようやく観ることができた。

今作について、自分は原作はおろか、スーシェ演ずる海外ドラマ版も見たことがない。前作の「黒井戸殺し」に続いて、これは本当にラッキーだった。
野村萬斎演ずる和製ポワロは、相変わらずわざとらしい感じなのだが、3作目ともなれば、まぁ、そういうものだと割り切ってしまえる。
これまでの経験から、犯人はなんとなく目星が付いていたのだが、ハウダニットホワイダニットが全然見当もつかないまま謎解き編に突入。そして、関係者を集めて、徐々に真相が明らかになっていくその過程が非常に面白かった。関係者の証言を元に推理を進めていくというのが、如何に難儀なものなのかを思い知らされた。
内容としては、前作の「黒井戸殺し」に引けを取らない良い作品だったと思う。オススメ。