OBONO’s Diary

へっぽこプログラマの戯言

プロメア

ビデオに録っておいた映画「プロメア」を観たので感想をば。

最初に抱いた印象は、作画が非常に特徴的なこと。「バーニッシュ」と呼ばれる敵方サイドは三角形をベースにしたデザインやエフェクト、消防隊である味方サイドは四角形をベースにしたデザインやエフェクトで、それらが入り乱れる様子はヤケクソ感が凄まじい。手描きの極端なパースによる迫力と、CG による圧倒的な数の物体やパーティクルなどが効果的に融合しており、観ているだけで疲れてしまう。
ストーリーとしては、意外な展開が二、三度あって、ハラハラドキドキが継続したように思う。設定については、いろいろ無理があるような気がするものの、そんなことはどうでも良くなるくらい、エンターテイメントとしては十分だった。最後の闘いが終わった後も下手に引っ張らずにサクッと終了して、後味スッキリ。
主人公の憧れの上司(?)の声が堺雅人だというのはすぐに判って、ちょっとミスマッチな印象を受けたが、後半は楽しそうに演じていたので、これはこれでアリかなと思った。スタッフロールで主人公が松山ケンイチだと知って、声優も無難にこなしているのは流石だと思った。