最終回を観たので感想をば。
これまで大河ドラマで戦国武将を扱ったのはいくつもあるが、徳川家康を主人公にしたのは2000年放送の「葵 徳川三代」以来――いや、あれは家康死後も家光の代までを扱っていたから、純粋に家康だけを主人公にしたのは1983年放送「徳川家康」以来になるのかな。
学校の授業や伝記マンガで得た知識のおかげで、大体のエピソードは把握していたものの、今回の放送を通して知識の深掘りをすることができた。家康は古狸と言われていたということで、他者を騙すような策略家という印象を持っていたのだが、本作の家康は、できるだけ戦を避けようと努めていた平和主義者みたいな性格付けがなされていたように思う。家臣に恵まれていたのも、そういった性格のおかげだという話の持って行き方が多かった。
まぁ、最後まで割と楽しめたが、昨年の「鎌倉殿の13人」ほどではなかったかな。来年の「光る君へ」は多分見ないと思う。