OBONO’s Diary

へっぽこプログラマの戯言

MP3 再生スピーカー

200円でポータブル MP3 プレイヤーが買えるなんて、すごい時代になったもんだと思い、とりあえず購入して長男に使わせてみたのは3年前の話。

昨年夏に、ボタンを押しても動かなくなったと長男が言って来たので、見せてもらったところ、なんか筐体が膨らんでいるわけで、分解して見たら、バッテリーがパンパンに膨らんでいた。


分解の際にパーツがもげたり変形したりで、もはや再起不能になってしまったので、とりあえず基板だけは残しておいて、いつか何かに使おうと思って大事に保管しておいた。

そして今年の2月、ダイソーでフラフラしていた時に、300円でスピーカーが売っているのを見つけて「これだ!!」と思い衝動的に購入。

今週になって工作する時間が確保できたので、こいつらを合体すべく作業開始。


MP3 プレイヤー基板の操作部分はメタルドームスイッチになっていたので、ドームを剥がして、別途ユニバーサル基板にタクトスイッチを配置し線を繋ぐ。

興味深かったのが、ボタンの回路にテスタを当てた時、同じ電位なのが下の図のようになっていたこと。

4つの電位のうち2つをショートすることで、どのボタンが押されたかを判定しているようだが、これは一体どういう回路になっているのだろう。今後、自分が5,6個ボタンがあるような何かを作る時に、参考にしたい。

次にスピーカーの改造。分解すると割とシンプルな基板が出てきた。

筐体に穴を開けて6本ほど線を外に引き出し、USB ケーブルからの電源をスイッチで ON/OFF できるようにして、オーディオの線を MP3 プレイヤーのイヤホンジャックの跡地に直接繋いで完成。


USB ケーブルを電源に繋いで、スイッチを入れれば、microSD カード内の MP3 ファイルが再生される。ボタン操作で次の曲、前の曲や、ボリュームの操作ができる。
当たり前と言えば当たり前だし、わざわざこんな工作しなくても、500円くらいで同じような機能の製品が買えそうな気がするわけだが、ちょっとだけ自己満足感を得られたので良しとする。