OBONO’s Diary

へっぽこプログラマの戯言

プロメア

ビデオに録っておいた映画「プロメア」を観たので感想をば。

最初に抱いた印象は、作画が非常に特徴的なこと。「バーニッシュ」と呼ばれる敵方サイドは三角形をベースにしたデザインやエフェクト、消防隊である味方サイドは四角形をベースにしたデザインやエフェクトで、それらが入り乱れる様子はヤケクソ感が凄まじい。手描きの極端なパースによる迫力と、CG による圧倒的な数の物体やパーティクルなどが効果的に融合しており、観ているだけで疲れてしまう。
ストーリーとしては、意外な展開が二、三度あって、ハラハラドキドキが継続したように思う。設定については、いろいろ無理があるような気がするものの、そんなことはどうでも良くなるくらい、エンターテイメントとしては十分だった。最後の闘いが終わった後も下手に引っ張らずにサクッと終了して、後味スッキリ。
主人公の憧れの上司(?)の声が堺雅人だというのはすぐに判って、ちょっとミスマッチな印象を受けたが、後半は楽しそうに演じていたので、これはこれでアリかなと思った。スタッフロールで主人公が松山ケンイチだと知って、声優も無難にこなしているのは流石だと思った。

ニンテンドークラシックミニ 改造

2022年4月に子供達に買い与えたニンテンドークラシックミニ。先日、サンタさんが子供達に Switch をプレゼントしてくれたので、子供たちの興味はそっちに移ってしまい、もはやお払い箱になってしまったので、これを機にコントローラーを着脱できるよう改造することにした。
事前の調査によると、コントローラーは I2C で通信しており、Wiiクラシックコントローラーと互換性があるらしい。この日のために、Wii のコントローラー用ソケットを確保しておいたので、いざ作業開始。

諸々を考慮した結果、本体の手前側にソケットを付けることに決定。まずはケースの穴あけ加工。

火で炙ったカッターナイフを押し当ててざっくり切り取った後、ヤスリで削る。

えんじ色のケースも加工する。全体的な仕上がりはイマイチで、特に拡張端子を模した部分の処理がグチャグチャになってしまったが、別に売り物ではないので気にしない。

さて、お次はソケットの装着。aitendo で通販したキットを使用する。
まずは、小基板の端を 2mm ほど切断。プラスチックカッターでガリガリと削って、ラジオペンチでパキッと折る。結構力業で、この作業が一番大変だったりする。

ソケットをグルーガンで適当に固定して、小基板をはんだ付け。そして、コントローラーのケーブルをぶった切って、ケーブルの線を基板にはんだ付け。

実はこのままだと、えんじ色のケースから出ているネジ穴の柱などが干渉して、ケースを閉めることができないことが判明。小基板が干渉するのは事前に分かってて、ニッパーで端を少しだけ切り取ってはいたのだが、コードの事は全然考慮していなかった。コードを端っこに寄せるなどいろいろ試行錯誤して、最終的にはどうにかケースを閉めることができた。できあがりはこんな感じ。

最後に、コントローラー側の線にコネクタを付ける作業。こちらは AliExpress で通販。本当は本体側に付けるメス側も一緒に注文したんだけど、何故かオス側しか届かなかったんだよね。業者に連絡取るのも面倒だったので、結局そのまま。

本来なら、専用の工具を使って線材を圧着するのだろうけど、自分の手元には無いのでラジオペンチで適当に処理してコネクタに差し込み、熱収縮チューブとグルーガンで雑に固定。

こうして、コントローラーは着脱できるようになり、

いざ本体に接続。動作確認して問題なし。

ということで、無事に改造作業は完了。さて、この後はどうしようかな…

参考情報:

響け!ユーフォニアム

「誓いのフィナーレ」は2022年末に観たので、他の作品について感想をば。

劇場版 響け!ユーフォニアム 〜北宇治高校吹奏楽部へようこそ〜

っつーか、これはアニメ第1期の総集編だったのね。実はアニメ第1期がちょうど再放送中で、順次見ているところだったので、内容が被っている…
主人公の黄前久美子吹奏楽経験者だが、吹奏楽に対してわだかまりが残ったまま。とりあえず吹奏楽部に入ってみたものの、部活動を通していろいろな出来事が起きる。それらの経験を通して、人間としても奏者としても成長していく――うん、青春ストーリーの王道ですな。
今まで全然成果が無かった高校が、指導者が新しくなったことでいきなり全国大会に出られるというのは、吹奏楽の世界では別に珍しくないのかな。ふと、スラムダンクを思い出してしまった。あれはちょっとシチュエーションが違うか。

劇場版 響け!ユーフォニアム 〜届けたいメロディ〜

そして、これはアニメ第2期の総集編っぽい。今後はアニメ第2期も再放送されるのかな。
田中あすか先輩は普段からとても明るく振舞っていて、後輩からも慕われており、実力もあるしっかり者。しかし、時々垣間見える冷たい表情。その理由とは…
全国を目指すような部活と、大学受験の勉強を両立させるのって本当に大変なんだろうね。自分は大学受験のことは特に心配していなかったし、そもそも部活もテキトーだったからなぁ。

リズと青い鳥

NHK で「響け!ユーフォニアム」の映画4作品が放送されたのを録画したので、まずは「リズと青い鳥」を観た。

吹奏楽部の仲良し二人が、引退前の最後のコンサートの楽曲をきっかけにいろいろ葛藤する話。お互いがお互いを想うが故、そして想いが強いが故、徐々に気持ちがすれ違ってしまう。
本編とは違った、しっとりした雰囲気で話は進んで行く。音楽が効果的に使われており、非常に切ない感じがしっかりと表現されていた。最終的に二人共それぞれ気持ちに整理がついて、味わい深い余韻を残しつつ映画は終了する。なかなか良い映画だった。
ちなみに、自分にはこんな親友はいないし、部活にもそんなに打ち込んではいなかったので、こんな経験は全く無かった。高校生が主人公の話を見ると、どうしても自分の灰色の高校生活と比べてしまうなぁ。虚しい…

サイレント・トーキョー

ビデオに録っておいた映画「サイレント・トーキョー」を観たので感想をば。

何かの映画を観た時に予告が流れて、個人的に気になっていた作品。恵比寿で爆弾騒ぎがあり、次に渋谷で爆発を起こすという犯行声明が出される。事件に巻き込まれる人たちや、事件を捜査する刑事たち、そして犯人の思惑が交錯し――って、途中まではかなりスリリングで、この先どうなってしまうんだろうとドキドキしながら観ていたが、後半はなんかよくわからない展開で、明かされた犯行の動機も奇天烈で、一気に興醒めしてしまった。
繰り返しになるが、途中までは本当に良かったんだよ。役者も豪華だったし。それだけに、不完全燃焼な印象で、かなり残念な作品だった。

劇場版 SPY×FAMILY CODE: White

年末年始はカミさんの実家で過ごしていたのだが、ずっと家の中にいて体が腐りそうだったので、家族で映画館で映画を観ることにした。
当初はカミさんと次男が「パウ・パトロール ザ・マイティ・ムービー」を観て、自分は長男と SPY×FAMILY の方を観る予定だったのだが、アニメのシーズン2の豪華客船編がちょっと恐かったみたいで、長男もパウ・パトロールの方を観ると言い出し、結局一人で観ることになってしまった。

アーニャの学校の実習がきっかけでフォージャー家が旅行に行く事になるのだが、ひょんなことからアーニャが拉致されてしまい、ロイドが救出に向かう――その裏ではヨルさんもアーニャ救出に動いていて、最終的にアーニャの救出に成功し、家族3人の秘密がバレることなくハッピーエンド。
かなりハチャメチャな展開で、何故夫婦の素性がバレないんだろう――という野暮なことは置いといて、特に押し付けなメッセージがあるわけでもなく、純粋なエンターテインメントとして楽しめた。
まぁ、そのうちテレビで放送されるだろうし、わざわざ映画館で観るほどのモノでもなかったが、気分転換ができて良かった。

Toots (Dec 25-31)

Dec 25

08:41:06 今年もあまり良い子ではなかったが、サンタさんは僕にもプレゼントをくれたよ。どうもありがとう!
12:12:48 郵便料金の値上げを知って、年賀状じまいを決意した方がこちらにも。 URL
18:13:34 仕事納め!
20:47:23 Steam でも一年間の振り返りができるようになってたので試してみた。 #steam2023

Dec 27

13:44:22 大掃除、網戸掃除と窓拭き完了。明日もまだ作業が残ってる。
22:42:17 発売してだいぶ経っていると思うが、今でもアップデートを重ねているのは素晴らしい。リョウジ先生渋くてステキ。 #FitBoxing2 #フィットボクシング2 #NintendoSwitch
23:13:15 #Arduboy Meme Jam は年末までってことは、今週もまだ続いていて、週末に投票があるんだよね? 現時点でまだ作品が投稿されていないから、滑り込みで賞品をゲットするチャンスか!? URL

Dec 28

14:51:30 今日も午前中から大掃除。浴室の掃除(カビ取りも)、各部屋の通気孔の掃除とフィルター交換、照明機器の掃除。これにて今年の担当分はすべて完了。
14:52:27 今日のアイロンがけ:ハンカチ1枚、シャツ8着。
23:27:38 #ファミコン国民投票 第24回 「協力」といえば? わたしが投票した『クインティ』は26位でした。ランキングの内容は、まあ妥当だとは思うけれども、個人的に友達と協力して一番遊んだのはやっぱりクインティだね。

Dec 29

17:19:21 終わりは突然に。 #Endling #NintendoSwitch

Dec 30

12:00:39横浜駅なう
14:48:42 新大阪駅なう

2023年振り返り

今年はカミさんの実家に帰省するので、ちょっと早めの年末回顧。

新規に遊んだゲーム

作成したプログラム

電子工作 (1作)

映画 (27本、映画館・テレビ問わず)

その他

コロナウイルスが5類に移行したことで、いろいろうやむやになっている感じがするが、とりあえず打てるワクチンは打ってもらって、外出する時は未だにマスクをするよう心掛けている。会社の今の部署の方針としては、成果さえ出せばテレワークでも良いというスタンスなので、結局、今年も出勤したのは20回くらいで、自宅に引きこもっていることが多かった。
今年は「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」のせいで寝不足の日々が続いた時期があり、野良プログラミングや電子工作を全然やらなくなってしまった。仕事の方でも、コーディングより会議やポンチ絵を描いている時間の方が多くなってきたので、意識してコーディングする機会を作っていかないと、コードが書けなくなってしまいそうで怖い。
Fit Boxing 2 をそれなりに続けているおかげか、体重は増えることなく現状維持という感じだが、筋力の衰えを感じるのに加え、今年の後半からは左肩に妙な違和感があり、特定の角度にすると妙な痛みを感じる。ちょっと整体に通ってみたものの、一向に改善する気配は無い。一度、整形外科とかでちゃんと診てもらった方が良いのかなぁ…

遊んだゲームまとめ2

ゲームの感想をまとめて。その2。

Horizon Chase Turbo


3月にセールで80%オフだったのを購入。最近のレースゲームはリアリティを売りにしたものばかりなので、リアリティ度外視でスピード感満載のスカッとするレースがやりたかったんだよね。加えて、子供達に最近のレースゲームを遊ばせると、コースに対してなかなかまっすぐ進めないのもあって、こういうタイプのレースゲームも良いかなと。
んで、遊び始めたころは割と楽しめたんだけど、先に進んでもゲームの内容が代わり映えせず、単調が故に段々作業っぽく感じられてしまって、先のコースに進みたいとか新しい車をゲットしたいというモチベーションが無くなってしまった。
こんなことだったら、こんな亜流なゲームではなく、アウトランを素直に購入すれば良かったのかもしれない。

Redout 2


WipEout シリーズとか F-ZERO GX とかが大好きなスピード狂の自分としては、Redout シリーズは気になっていた。前作を Steam で購入したものの、PC が非力すぎてまともにゲームが遊べなかったので、ゲーム専用機ならばちゃんと遊べるだろうと、4月に半額セールだったのを購入。
遊んでみると、フレームレートが 30 FPS でイマイチ爽快感が無い。どこかに設定があるのかなと設定画面を探してみるも、それっぽい項目が見当たらない。公式ウェブサイトを調べてみたら "For Playstation 4, Xbox One, and Nintendo Switch, you can expect 30 FPS." と明記してあるではないか。うおお、ナンテコッタイ。そうと知っていたら絶対に買わなかったよ。
さらに残念なのは、言語設定が変えられない点。日本語のローカライズがあまりに酷いのは目を瞑るとして、英語にできないというのはかなりイタイ。ゴールした時に表示される謎の横棒は何だろうと不思議に思ってたのだが、漢数字の「二」とか「三」がでっかく表示されているというのに気付いたのはだいぶ後の話。
まぁ、それでもそれなりにスピード感はあるので、頑張ってある程度は攻略を進めた。しかし、何回遊んでもコースが全然頭に入らない上に、機体の姿勢制御が妙に難しくてやたらとコースアウトしてしまう。そしてリトライする際のロード時間が(タイムアタックを除いて)妙に長いためにストレスが溜まり、やる気が無くなってしまった。

Endling


プロモーション動画が自分の琴線に触れて、気になっていたゲーム。6月に半額セールだったのを購入。こういう終末を感じさせるような雰囲気は大好き。あと、子狐が可愛かったのもポイント。
購入したのがゼルダの伝説を遊んでいた真っ最中というのもあって、触りだけ遊んであとは放置してしまっていたのだが、最近は他に集中して遊んでいるゲームも無いので、この年末年始はこのゲームの攻略を進めようかな。

岸辺露伴ルーヴルへ行く

カミさんが一時的に Amazon Prime Video を利用し、見たい番組を一通り見たようで「あなたが見たいもの見ていいよ」と言われたので、映画「岸辺露伴ルーヴルへ行く」を二人で見た。

これまで NHK で放送した高橋一生主演のドラマは全部見たわけだが、本作もドラマ同様かなり独特の雰囲気で進んで行く。ルーヴル美術館でのシーンは、それまでの雰囲気と相まって神秘的な何かを感じさせる。そして、そこで発生する奇妙な事故からクライマックスに向けて一気に話が展開し、最後に謎の真相が明らかにされる。
本作の重要なアイテムである「この世で最も黒い絵」は、思っていたほど黒くはなかった(笑)。絵画に何かしらの怨念が宿るというのは、話のネタとしてありがちではあるが、まぁ実際、芸術作品というのは、作家がどういう状況でその作品を生み出すに至ったかも重要な要素なので、案外、現実に存在する芸術作品の方がもっと面白いエピソードがあったりするのかもしれない。
映画に話を戻すと、岸部露伴は過去の記憶に決着を付けることができ、今回の経験を今後の創作活動に糧にして、またいつもの日常に戻る――と、内容の割にはスッキリとした終わり方で、個人的には十分楽しむことができた。アニメの「ジョジョの奇妙な冒険」を「気持ち悪い」と切り捨てていたカミさんも、この映画は面白いと言っていた。